フードデリバリーサービスの需要が急増し、Uber Eats(ウーバーイーツ)のレストランパートナーに登録する店舗がかなり多くなっている現在。
街を歩けば、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の文字がいたる所にありますよね。
このご時世、店舗の売上を維持、もしくはアップさせるためには、Uber Eats(ウーバーイーツ)を活用が必須といっても過言ではありません。
この記事では、まだUber Eats(ウーバーイーツ)のレストランパートナーになっていない飲食店経営者に向けて、レストランパートナーの概要、申し込み方法、メリット・デメリットなどを解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)とは?
Uber Eats(ウーバーイーツ)は、一言でいうと出前サービスの進化版です。
基本的には、昔ながらの出前と同じく、飲食店で作った料理を注文者のもとに配達する仕組みとなっています。
出前と異なるのは以下の2点。
- Uber Eats(ウーバーイーツ)のアプリ経由での注文が入る
- 配達するのはUber Eats(ウーバーイーツ)に登録している配達パートナー
つまり、電話で注文を受けたり、飲食店の従業員が配達をしたりする必要がなくなるわけです。
初めのうちはやや抵抗があるかもしれませんが、慣れてくるとお店側の負担が以前よりも少なくなっていることに気がつくでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店するお店は「レストランパートナー」
Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店するお店は「レストランパートナー」と呼ばれます。
レストランパートナーが担当するのは、注文を受けた料理を作って、配達パートナーに渡すところまでです。
また、受け取る報酬はUber Eats(ウーバーイーツ)経由での売上から手数料を引かれた分となります。
配達用の容器や割り箸などを用意する必要はありますが、初期費用も少なく、低リスクでデリバリーを始められるのは大きなメリットでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)への出店条件
Uber Eats(ウーバーイーツ)への出店は、個人・法人どちらでも可能ですが、以下の3つの条件を満たす必要があります。
- 営業許可証がある
- 週4日以上で1日の営業時間が3時間以上ある
- 5種類以上のメニューがある(トッピングも含む)
営業許可番号はWEB申し込みの時点で入力が必須です。
また、メニューに関しては最低限必要なのが5種類であって、基本的に15種類以上が推奨されています。
Uber Eats(ウーバーイーツ)レストランパートナー登録から出店までの流れ
Uber Eats(ウーバーイーツ)のレストランパートナーとして出店するには5つの手順を踏めばOKです。
※掲載完了までには2か月程度かかるので早めに登録しておきましょう。
では、レストランパートナー登録から出店までの流れを解説していきます。
レストランパートナーにWEB申し込みする
申し込みフォームはこちらになります。
こちらのWEB申し込みフォームに以下の情報を入力し、送信します。
- 店舗名
- 店舗所在地
- 階数、部屋番号
- 氏名
- メールアドレス
- 電話番号
- 業種
WEB申し込みをしたら、後日、Uber Eats(ウーバーイーツ)から電話案内の予約メールが届きます。
※予約は最短でも1週間後からとなっているので注意が必要です。
ここではレストランパートナーの概要と利用方法について30分程度の説明があります。
質問やメモの準備を忘れずにしておきましょう。
電子契約書
電話での説明が終了したら、Uber Eats(ウーバーイーツ)から、「電子契約書」での契約に関する案内メールが届きます。
案内に従ってWEB上で契約を行ない、以下のような店舗情報を登録していきましょう。
- レストラン名
- メールアドレス
- メニュー情報
- 営業時間
完了までは1週間程度が目安となります。
料理の写真撮影
料理の写真は、事前に予約することでUber Eats(ウーバーイーツ)が派遣するプロのカメラマンに撮影してもらうことができます。
撮影時間は1時間となっており、それを超えると追加の費用がかかるので注意が必要です。
撮影してもらう料理の順番や構成をしっかりと確認しておきましょう。
また、この段階での撮影は出店初期の料理写真です。
出店後にメニューの追加がある場合は、レストランパートナー側で写真を用意し、Uber Eats(ウーバーイーツ)にデータを送る必要があります。
タブレット端末の設定・研修
ここまで終えたら、登録した店舗情報や料理の画像を利用して、Uber Eats(ウーバーイーツ)側がシステム設定をしてくれます。
また、タブレットをレンタルする場合はこの段階で受け取り、電話で30分程度の操作研修を受けます。
営業開始
タブレットの使い方をマスターしたら、いよいよUber Eats(ウーバーイーツ)に出店となります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)側で新規出店のお店を宣伝してくれるため、初日から注文が入ることが多いみたいですよ。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の店舗登録にかかる費用
Uber Eats(ウーバーイーツ)の店舗登録にかかる費用は、大きく分けると4つです。
では、それぞれの詳細について解説していきます。
初期費用
Uber Eats(ウーバーイーツ)レストランパートナーに登録するにあたっての初期費用は5万円です。
ただし、2021年10月現在、初期費用0円キャンペーンが行なわれており、無料で登録することができます。
※期間限定のため、予告なしで終了する可能性があります。
デリバリー用の容器や割り箸、タブレット端末
レストランパートナーに登録したあと、デリバリー用に容器や割り箸(カトラリー類)をお店側で用意する必要があります。
また、注文を受ける用のタブレット端末の購入費用も頭に入れておきましょう。
※タブレット端末はUber Eats(ウーバーイーツ)から月額1,700円でレンタルできます。
写真撮影・メニュー文字おこし
料理の写真撮影やメニューの文字おこしを外注する場合は、別途費用がかかります。
基本的にはUber Eats(ウーバーイーツ)の派遣するプロのカメラマンに頼むと思いますが、万が一、撮影時間が延長してしまうと追加で費用がかかるので注意が必要です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の派遣するカメラマンに頼む場合は、撮影時間が1時間と決められています。
売上手数料
レストランパートナーは、Uber Eats(ウーバーイーツ)経由で稼いだ売上から35%の手数料を差し引いた金額を毎週受け取ることができます。
具体例をあげると以下のとおり。
売上手数料のことを考えると、Uber Eats(ウーバーイーツ)に記載する商品メニューは店舗価格よりも高く設定したほうがよいでしょう。
また、売上手数料以外にも、容器やカトラリー類の費用も考える必要があります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)レストランパートナーが注文を受けてからやること
基本的にレストランパートナーは、注文を受けたあと、料理を作って配達パートナーに渡すまでが役目となります。
詳細についてはこちらの動画をご覧ください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)レストランパートナーに登録するメリット・デメリット
Uber Eats(ウーバーイーツ)レストランパートナーに登録するメリット・デメリットについて解説していきます。
メリットは以下のとおり。
- 初期費用・固定費をかけずに低リスクでデリバリーを導入できる
- カード決済の手数料はUber Eats(ウーバーイーツ)が負担
- 解約金、違約金なし
- タブレットのオン・オフで注文を受ける時間を決められる
- 認知度が向上し、新規顧客の獲得にもつながる
- レストランマネージャーというツールを使えば、注文履歴の確認やメニュー・対応時間の変更も簡単におこなえる。
初期費用・固定費に関しては、Uber Eats(ウーバーイーツ)側の判断で予告なしに変更となる場合があるので注意しておきましょう。
デメリットは以下のとおり
- 店舗とUber Eats(ウーバーイーツ)の注文の兼ね合いが難しい
- 新規メニューの写真撮影、文字おこしに手間がかかる
- 容器やカトラリー類の管理が大変
導入初期の慣れない手間が主なデメリットとなります。
ただし、1回慣れてしまえば、スムーズに活用できるようになるでしょう。
まとめ
今回は、Uber Eats(ウーバーイーツ)レストランパートナーの概要、申し込み方法、メリット・デメリットなどを解説してきました。
Uber Eats(ウーバーイーツ)のレストランパートナーは、低リスクでデリバリー導入でき、ランニングコストも必要ありません。それでいて、売上のアップや新規顧客の獲得にも期待ができます。
システムに慣れるまでの大変さを差し引いたとしても、十分に登録する価値があるでしょう。
少しでも、興味がある方はUber Eats(ウーバーイーツ)のレストランパートナーに登録することをオススメします。
最後までご覧いただきありがとうございました
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